鉛電池の使い勝手に疑問
簡易的なソーラー発電システムを組んでおり、日常的にスマホなど電子機器を充電しています。
システムのバッテリーに鉛電池を用いていたのですが、ここ最近、電圧が低下しがちでした。
ソーラーからの給電では復活しないため、
バッテリーチャージャーを用いて復活させるという手間が発生していました。
これでは実用面で使い勝手が悪いこと、及び、緊急時に使用できない事態となった場合システムを組んだ意味が無いに等しいことになるため、対策を講じる必要が出てきていました。
LiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池という存在を知る
色々調べてみると、
鉛電池というのは価格は安いが、サイクル回数が少なく耐用年数が短いということを知りました。
私は鉛電池を2つ所有していて、初めて購入した鉛電池は数年使えたので、鉛電池というものはしばらく使えると思い込んでいました。ところが、2つ目に購入した鉛電池は1年程度でヘタってしまったので、後口のはあまり質が良くなかったのかな?と考えていたのですが、どうやら鉛電池というのはそんなものである(耐用年数が短い)と認識を新たにしました。
現在はLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池というのが登場しており、
こちらは鉛電池の弱点が無くなり使い勝手が向上している模様です。
サイクル回数は鉛電池の10倍程度であり、私の使い方であれば10年程度は持つ計算です。
エネルギーは鉛電池の場合、放電深度(DOD)が約60%しかないらしく、
鉛電池とLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池を同一条件にするするならば、後者は4割減のスペックの製品で足りることになります。
また質量も鉛電池に比べて軽いです。
車に乗せて使う場合などにメリットがありそうです。
「Ampere Time 12V 50Ah LiFePO4リチウムバッテリー」を購入
LiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池の鉛電池に対する優位性は大きいと感じたため、
Ampere Time社の製品を購入してみました。
スペックは12V、50Ahです。
価格は3万円弱です。
そこそこな金額ではありますが、長期的に使用できることを考えればメリットは大きいと判断しました。
コストパフォーマンス的にも耐用年数を踏まえると、圧倒的にLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池に優位性があると言えます。
以前使用していた鉛電池は
スペック:12V、12A、86.4W=12*12*0.6%(DOD:60%)
購入時期:2021年7月
価格:5,000円弱
→ 1Wあたり57円(5,000円弱/86.4W)
→ 1年程度でヘタってしまった。
今回購入したLiFePO4(リン酸鉄リチウムイオン)電池は
スペック:12V、50Ah、600W=12*50
購入時期:2022年11月
価格:30,000円弱
→ 1Wあたり50円(30,000円/600W)
→ 10年程度使える?
下記の感じで新しいバッテリーをコントローラーとインバーターを接続して
ソーラー発電システムに組み込みました。
今後、使い勝手含めて、使用感をチェックしていきたいと思います。
COMMENTS